グルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!レビュー 音と映像のシンクロが楽しい本格音ゲー
おはようございます。
昨日買ったグルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!というゲームが面白かったのでレビューを書きます。発売からすこし時間は経っていますがDLC展開なども続いています。
グルコスは今回初プレイです。なんでアケとの違いとかはわからん。
Vtuberとのコラボで話題になった今作。ジャンルで言えば音ゲーに当たる作品です。
Switchには初登場ですが、グルーヴコースターというゲームの歴史は古く、2011年にまで遡ります。私は2013年のアーケード版の情報を見てどうやるんだこのゲーム……と困惑した思い出があります。
この2010年代前半は音ゲーが飛躍的に進化した時期でもありました。2008年に出た革新的ゲームJubeatに続かんと様々な形の音ゲーが生み出されました。BEMANIにはサンボル、リフレク、セガではmaimai、アプリではDeemoなど、多種多様な音ゲーが次々と生まれて閉塞感の有った音ゲー界隈を一気に盛り上げました。
そんな時代に生まれたゲームだからか、非常に斬新な音ゲーに感じました。
1.ゲーム性
1-1.画面を縦横無尽に動くレーン
画面を走る一本のレーンに配置されたノーツを叩くというシステムのグルコス。特徴的なのはそのレーンがぐるりと回ったり、上に行ったり奥に行ったりと変化していくことでしょう。
映像的にとても面白く、また音やBGA(バックグラウンドアニメーション、背景)と合わせての動きで没入感も高めらます。音と同時にカクンって動くやつとかやっててすごい気持ちいい。
縦横無尽に動くこのレーンのため目押しは難しくなっており、リズム感が必要な度合いが高い音ゲーと言えます。
逆に言えばノーツの視認性が悪く、BGAがこだわっていることも相まって瞬時に認識するのが難しい曲もあります。ノーツの色とかで工夫してほしかったところ。
1-2.ボタン操作
ノーツに対するアクションは一般的な音ゲーにありがちなものはだいたいあります。同時押し、長押し、指定された方向のボタンを押す、連打等。
指定された方法ならなんのボタンを押しても構いません。同時押しなら片方ずつどれかのボタン、たとえばX+上でもB+左とかでも大丈夫です。これはとてもいいと思います。個人的に一番ムカつくのはジャストタイミングで別のボタン押してたときなんで。
ただし、スティクのほうがやりやすいもの、ボタンのほうがやりやすいものが混在しており、指の置き場所が安定しないのは少し問題。左右交互にガチャガチャ動かすノーツはスティックでないとかなりやりづらいですが、その後にボタンのほうが押しやすい同時押しが配置されてるととっさに指が動かずミスすることが多いです。
1-3.隠しノーツ
このゲーム、AD-LIBと呼ばれる隠しノーツがいくつか配置されています。これが非常に楽しい。
探す楽しみはもちろんのこと、掛け声など曲の特徴的な部分に合わせたノーツだったり、演奏して気持ちいい部分が多いのでこれを押せるか押せないかでは曲へのノリも変わってきます。
S以上の評価を取るためにはこれをしっかりと押さなければいけないため、スコアアタックには重要な要素ですが、クリアには何も関係ないのもポイントが高いです。
1-4.アクティブ操作
通常のコントローラー操作のほか、Joy-Conを振って操作できるアクティブ操作モードもあります。
私はコントローラーを振ったりするのがめちゃくちゃ嫌いなのでやってません。
1-5.見ていて楽しいBGAや曲に合わせたノーツ音、スキン
BGAを含めた演出面は素晴らしいの一言。先程も書いたとおり、美しいBGAにあわせて画面が次々と変わっていき見ていて飽きません。
ノーツ音や押したときのエフェクト(スキン)も曲ごとに合ったものが設定されています(自分で指定したものを使うことも可能)。一部リズムの取りづらかったり、気の抜けるような音もありますが。
別のゲームで近いのは音ゲーではないですがルミナスとかでしょうか。曲との一体感が強く、気持ちいです。
1-6.縦画面モード
対応のモニターがあるなら、アーケードと同じ縦画面でもプレイできます。
もともと縦画面用に作られているので、できるならばこちらをおすすめしたいです。
2.曲、キャラクター、その他
2-1.曲
最近の有名所を詰め込みましたって感じですね。若い曲が多いです。
Vtuberによるカバー曲もいくつか収録されています。ファンには嬉しいですが、富士葵やYUNIなど歌で売ってるVが参戦しているわけではないので、歌唱力はまちまち。ただオリジナル版と切り替えも可能なので問題にはならないと思います。
Vtuberを全面に押し出している割にはそんなにV歌唱曲は多くないです。HIMEHINA参加してて劣等上等も収録されてるのにカバー版がないのはむしろすごいと思う。
2-2.キャラクター
今作では判定ラインである自機とシステムボイスのナビゲーターに様々なキャラクターを設定できます。
自機はかなり数も多く、可愛らしいドット絵になっています。
ナビゲーターは数こそ少ないもののシステムボイスがすべて変更されるため、ゲームの雰囲気が大きく変わります。
ナビゲーターにはいくつか不満点もあります。
基本立ち絵だけでキャラクターの魅力がうまく表現できていないこと、特に委員長はなぜか棒立ちです。
あとはボイスがないキャラ(機械音声のようなシステムボイスになる)がいること。声がついていない東方キャラは仕方ないっちゃ仕方ないですが、なぜかキズナアイもボイス無しです。わからない。
広告の仕方からキャラゲーと勘違いしがちですが、音ゲーとしての魅力がたっぷりあるグルーヴコースター ワイワイパーティー!!!!。ぜひやってみてください。
公式サイト:https://groovecoaster.com/switch/
ストア:https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000019180